今日は私が「自立」に向かうようになったエピソードを紹介します。
私は2003年の2月に日本コンピュータ開発(NCK)に入社しました。
入社当時から私の面倒をよくみてくれた社員のAさんがいました。
Aさんは、私のことをとても気に掛けてくれて、いろんな面で私がどうすればやりやすいかを考えてくれました。仕事の面ではもちろん、新人歓迎会や社員旅行などのイベントにもほとんど一緒に行ってくれました。入社当時は不安なことだらけだったので、Aさんの存在はとても心強かったし、有り難かったです。
それから4~5年が経ち、私の心に少しずつ変化が芽生え始めました。
少しAさんに頼りすぎている自分がいるのではないかと。
たとえば、仕事の面でいうと、私が行動を起こすのが遅いという理由もあったのかもしれませんが、他の社員に報告・連絡事項を伝える際に、「私が話します」と言っても、Aさんは「ちょっと言ってくるよ」と私の代わりに報連相してくれたり。
私は、言語障害があるので電話は無理ですが、同じ職場にいる人とはなるべくコミュニケーションを取って、私のことを理解してもらおうと思っていたのもあり、なるべく自分で話をするよう努力していました。
でも、気が付いたら、いつの間にか他の社員と私との間にAさんがいるような感じになっていました。直接、他の社員とやり取りをする機会が少なくなり、いつもAさんが仲介するという構図に・・・。
このままでは私は自分で考えることがなくなってしまい、自分のためにはならないと思いました。
そんな私の心境を察してか、ある日、上司(江田さん)がAさんを別の部署に異動させました。
Aさんがいなくなって不安がなかったかと言えばウソになりますが、受身でいることが多かった自分が“自分で考え行動する”“自分の言葉で話をする”ことで、自分に自信が持て、少しずつ自己成長できていると思います。
そして、社員の皆さんとも自分らしく自分の言葉で話ができるようになって、周りも普通に自然に接してくれているということがまた自分への自信につながっています。
いま振り返ると、ちゃんと上司(江田さん)が私を見てくれていたということに感謝、感謝です。
別に、江田さんをヨイショするつもりはありませんが(笑)、やっぱりできる上司がいるというのは恵まれた環境だと思います。「自立」のお手本のような人が目の前にいるということですから。この環境は生かさないともったいないと感じています。
これからも「自立」を意識して、自分で考え、行動していくなかで一歩ずつ成長していきたいと思います!
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